浄土真宗は、ご開山親鸞聖人が師の法然聖人との出遇いを通してご確認くださった、「南無阿弥陀仏」とお念仏を称えながら日常生活を営む仏道です。それはつまり、「南無阿弥陀仏」という智慧と慈悲の光の仏さまと人生をともに歩むということです。
 その智慧と慈悲の光に照らされながら生きる人生は、いつどこでどんな風にいのちを終えようとも決してむなしく終わることのない、必ず仏となる尊いいのちであることを知らされながら生きる人生です。
 私たちをいのちの底から支えてくださり育んでくださる阿弥陀さまのお心を日々のお念仏の中に、そして聞法の中に確認しながら精一杯生きていく。それが浄土真宗の仏道でありみ教えです。